2013,03,30, Saturday
前回はCPUやマザー・メモリやらのパーツをケースに組み付けてOSをインストールするまでしました。 ここまで来るとほぼPCは完成したも同然なので、前回問題になったPC筐体の置場確保をしなければならなくなりました。 折角作ったPCも置く場所がなければただの箱なのですからね。 そこで。 ホームセンターで発泡スチロールブロックを買ってきました。 単純に今の机の高さを嵩増ししてCosmos2の置場を確保しようという下の下策です。 発泡ブロックの耐荷重がどの程度なのか知りませんが、とりあえず使えればいいかなレベルです。 然るべき時期に然るべき場所を確保するための間までの急場凌ぎですからね。 初代Cosmosも買った時にはかなり大きかった印象があるのですが、Cosoms2はそれ以上にデカかったので正気の沙汰じゃないレベルになってますよね。 なにこの縮尺の違いは。 机の高さの嵩増しはケースを全部入れるには10cmくらいは必要なので70cm+10cm=80cmを当初考えていましたが、実際に10cmも高くすると違和感がありすぎることが早々に分かりましたので、5cmにすることにします。 ケースは全部入りませんが仕方なく妥協することにします。 発泡ブロックはやはり重さで机の脚(タイヤ)がめり込んでしまい机の高さがマチマチになってしまいましたので、ゴムのスペーサーなどで誤魔化してます。 これはあまりにもひどいので、恒久対策として後日環状線沿いの某カンセキにて木製のブロックを購入、それに交換して耐荷重的には問題がなくなりました。 PCの置場も決定したので正式に新環境の運用を開始します。 まずは先代のPCからPhotoshopの仮想記憶用に使っていたOCZ RevoDriveを移設します。 また先々代のLGA1366環境のメインドライブだったIntel X25-M 160GBをWindowsのスワップとIEのキャッシュ用として使います。 複数台のSSDに書込負荷を分散しているのですが、果たして今現在においてもそれが有効な手段なのでしょうかねえ。 やや疑問に思いますが。 日進月歩のSSDにおいて数年前速かったSSDが今年もまだ速いとは限りませんからね。 大人しく容量が少ないSATA6G接続のSSDをもう1ヶ買った方が費用的にもパフォーマンス的にはよいのではないでしょうか?。 実際にベンチを取ったらSATA6GHzにつけていたSSDの方が速かったという結果が出てしまいましたしね。 まあ仕方ないですよね。 世間は「十年一昔」なんていうことを言われていたわけですがPC世界においては「三年一昔」と言ってしまっても過言のない状況なのですから。 先代のPCのWindowsのユーザフォルダからデスクトップにあるデータとかマイドキュメントとかプログラムの設定とかを持ってきます。 あとAdobe製品のライセンスを解除しておきます。 これをしておかないと昨年末のようにAdobe様にイタ電かけないといけなくなりますからねw。 ボクだって多少は学習能力があるんですよwww。 それとともに他の使わないアプリもアンインストールしてしまいます。 新PCにインストールしたソフトから順に設定ファイルを上書きしていきます。 いちいち旧PCにアクセスするのが面倒なのでサーバーにユーザフォルダを丸々コピーしてしまいます。 C:/ユーザー(ユーザ名)/AppData 上記のフォルダが基本的なアプリの設定を格納しておく場所らしいので、これを上書すればまんま環境移行できるのです。 ですがボクは過去の経験則よりRoamingフォルダがキモであると考えており、主にAdobe様のアプリにおいてRoamingフォルダを更新しておけば過去の環境を継承できるという結論に達し、ほぼRoamingフォルダの上書きにのみ重点を置いているわけです。 これで大体のアプリの設定は継承できるのですが、中にはレジストリに設定が書かれていたりする面倒くさいモノがあります。 RazerNostromoがそれです。 だいたいWindowsのユーザフォルダ下のAppDataに設定書いとけよっていうのがWindowsのアプリのお約束なんじゃないのかよと思いますが、そういうガイドラインを守らないヤツが世の中にはやっぱいるんですよね。 しかもそういうアウトローなヤツが頻繁に使う左手デバイスだから厄介なのです。 AppDataに大した設定がないからどこにあるんだろうと必死に調べていたらRazerNostromoの設定はレジストリに書かれているとかいう情報が。 HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Razer 以下フォルダに設定が書かれているようなのでRazerキー以下をRegeditで書き出して、新しいPCの同じ場所に書き込んでやります。 これでマクロを一つ一つ書き出してキーに割り付けたりする無駄な時間が省かれました。 手動設定をやろうとしたらえらく手間がかかるしマクロ書き出した時点でやる気がなくなってしまったので手っ取り早くやる方法を調べました。 RazerNostromoの設定復旧以外に問題となったのは、Intel SSD ToolBoxのSSD Optimizerを使うとフリーズしてしまいます。 Trim最適化の途中で止まってるらしく、SSDの残り容量全部使って最適化しているようなので再起動させてマイコンピュータ開いたらSSDの容量がゼロになっていたのでビックリしました。 またもや初期不良を疑いましたね、ええ。 まあWindows7以降普通にTrimに対応してるわけだし別に最適化しなくてもいいかなー、とか思ったりもしましたがなんか気持ち悪いので原因を追究してみました。 多分ですがIntel Rapid Storage Technology(IRST)のバージョンによって動作したりしなかったりという事が起こっているそうで。 X79チップセット用にはIRSTe(Intel Rapid Strage Technology Enterprise)しか使えないみたいですが、最新のものにしてもやっぱりダメなので、あとはBIOSとかマザーのチップセットのドライバとかその辺を変えてみるくらいしか道はないよねーと思ってASUS様のHPでダウンロードできるものを物色していたのですが、そこにバージョンの違うIRSTがあったのでそれを入れてみたところSSD Optimizerがちゃんと動くようになりました。 つうかX79にIRST入れていいんだ?。 なんかIRSTが2つ入ってたり動いてなかったりするんですけど?。 マザボの標準ソフトウェアでクロックアップとかファンの回転数をコントロールしたりできるのはもはや当たり前なのですが、前のLGA1366時代では総合的な省電力(=静音)ツールであったEPUしか使っていませんでした。 今回は個別のファンの回転数制御ができるFanXpert+を使ってみようと思います。 これは温度に応じて個別のファンの回転数を制御できるものでして、ファンコンのようにファンを止めることはできませんが、それでもそのファンの最低回転数くらいまで下げることができるようです。 このソフトだけでも結構静かになりましたよ。 無駄な配線をしなくていい分だけシンプルにある程度の静音環境が得られるとは。 むしろCosoms2に付いているファンコンの動作音の方がうるさいくらいになってしまいました。 ボクの環境ではもうファンコンは要らないかも?。 んで、期待のCorsairLinkについてなんですが。 なんかボクの環境では使いにくい感じでした。 そもそもケース付属ファンコンを使ったりマザボのファンコントロールソフトウェアを使ったりしているのかどうかアレですが、GPUファンの制御が事細かにできること以外はなんだか的外れな感じです。 H80iから伸びている2つある電源ケーブルがCorsairLinkにつながる信号線なのでしょうが、こちらに繋ぐとファンの回転数があまり落ちないので、微妙だという判定です。 それなのでCorsairLinkは特に使っていません。 構想は素晴らしいのですがいかんせんボクの環境には合わなかったかな、って感じです。 相変わらず新環境でのWACOMのタブレットサービスの動きが悪いですね。 TabletServiceWacomが起動しているのにタブレットが動かなかったりすることが多いですし。 まあこの辺はサービスの再起動で大体は解決してしまうのですが。 WindowsのDSP版はPCパーツとともに購入が前提だったのに、いつの間にか単体でも買っていいことになってたり。 どんだけ売れてないんだよ。 まあWindowsにとりあえずタブレットっぽいメニューとかつけてみようか、的な感じがまんまするので笑いましたが。 デスクトップでは要らないし。 そういやWindows8ではとうとうスタートメニューが廃止されましたね。 スタートメニューってあれはあれで素晴らしい機構だと思うのですよ。 あそこからWindowsのほぼすべての機能にアクセスできるんですから。 ないと困りますね。 なので代用します。 あとQuickLunchも(笑)。 世間様ではとても不人気なWindows8も過去のソフトウェアとの互換性はWindows7よりもより高くなっている気がします。 Windows7で動作に問題があったAdobeGolive6.0が問題なく動くようになりましたから。 Vistaから続いたエアロ路線の廃止で画面はシンプルで見やすいものになりました。 Windows2000からXPになった時も思いましたが、厚ぼったいウィンドウがどうも無駄に画面を占拠してるような気がして機能的ではないと思っていました。意匠的にはわかりやすくてよいとは思いますが。 XP以降デカイ画面をこれまたデカイデコデコしたウインドウが占めるとか、デスクトップ領域が拡大した意味ないじゃんよ!、とVista以降ずっと思っていましたが、Windows8になってそういう意味でもよい傾向になったOSではないかと。 ですがちょっと玉に瑕なのがタブレット的な動きなところです。 そこが売りだけど、デスクトップでしかもキーボードやマウスでの操作となるとタブレット挙動に少々苛立ちます。 ですのでタブレット的な動きをちょろっと抑制することにします。 とりあえずはアプリの関連付けでjpgはイメージビュアー、PDFはAcrobatReaderにします。イメージとかがプライマリの全画面にいきなり表示されるのは困ったものですからね。 もう世間ではVista同様な扱いを受けてしまっていますが、OSの安定性に関してはWindows7よりもよいのではないかという潜在能力を感じています。 今後の課題としましては、やはりCosmos2付属ファンコンのノイズが大きいので正面ファンと上面ファンはマザボの電源からFanXpert+で制御して、抵抗なりFanMateにて更に回転数を落として運用すれば今よりも静かになるのではないかと。 あとSSDの速度がやはり足りない気がするので、PhotoShop用に使っていたRevoDriveをOSスワップにして、Intel X25-Mを退役させて新たに80GB程度のSATA6GHz SSDの導入あたりが常道なのかと。 ともあれ今年はこの仕様で突き進んでいきたいと思います。 おそらく今後二度とこのような予算枠で適当に思いついた仕様でPCを組めるとは思えませんので。
| ヲタク::PCとか | 12:31 AM | comments (x) | trackback (x) |
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