2022,03,13, Sunday
お久しぶりです。 なんだか一気にPC周りの環境が変わっているまきのです。 世間の移ろいが早すぎて一つ一つについて書いている時間もないので早速本題に入ります。 一昨年(2020年)より絵描きをWindowsからMacに切り替える試みをしていました。 これまで絵描きというかPC作業全般はWindowsを使ってきました。 20数年前の前世紀にはMac(PowerPC G3以前)を使っていたのですが、Macは高くて拡張性に難があるし、ソフトウエアの種類や入手性も(価格が高くて)悪い、ということで安くて拡張性があり世間一般で様々なソフトがあるWindowsPCを使うことになりました。 MacにしてもWindowsにしても2~3年で処理速度が倍々ゲームのように伸びていく過渡期だったのですが、そもそもMacは宗教的付加価値が付いており同じようなモノでもWindowsに比べて割高ですし、無事に購入できてもすぐに拡張が必要になるしアクセラレータの類もMac用ということで高くつくので、実入りの少ない若造の身にはMacの性能を維持していくのは困難でした。 その一方でWindowsPCはMacより使い心地はよくないけど、とにかく安いに越したことはありません(当時の感想です)。 …と乗り換えた当初は思っていたのですが、あれから20数年。 すっかりWindows世界に馴染んでしまい、終いにはほぼ毎年のように新PCを組んでいる始末。 そこまで必死になった最新PCも従来品の処理速度3割増し程度で、絵描きパフォーマンスもほぼ横ばい。 WindowsPCに対して倦怠感が出てきたところなので、試しにMacを使ってみよう。 いきなりメインPCとして使うのはハードル高いけど、絵描き用に使ってみるのもよいのではないか、という流れになり現在に至ります。 はじめは手が届く範囲のMacBookPro(2014)でPhotoshopがどの程度使えるのか、という暇つぶし程度の企画だったのです(失礼)。 ですが使ってみたらノート故の廃熱や全快の排気音がうるさい問題などがあったものの、Photoshopの動作は一線級のスペックのWindowsPC(Core i9-9900K)とそれほど変わらないどころか、Mac版のPhotoshopの方が動作的に速いところもあり、現行スペックのMacで動かせばかなり快適なのではないかと期待する結果となりました。 更にここ数年のオールドMac収集ムーブもあり、20年の時を経て本格的なMac回帰への流れが加速していきました。 ボクがMacから離れていた間、PowerPCだったはずのMacはいつの間にかIntelチップが載ったと思えば自社開発Appleシリコン(M1)が搭載されたりですっかり様変わりしていました。 とはいえM1Macはまだ新しすぎて手を出すには早すぎる。 それにお金もない。 だからといってMacBookでは拡張性に乏しいし()、負荷をかけると廃熱やファンの音問題もある。 だからデスクトップで拡張性が欲しい。 そんなわけでMacPro 2013で本格的にMac世界に戻ることになりました。 まあ現代のMacで拡張性などというものがないということにやっと気づいたのですが。 当初は既定路線である絵描き作業をのみをMacで行い、その他の作業はWindowsという感じで併用していましたが、作業ごとに画面を切り替えたりするのが面倒ですし、そもそもメインPC(Mac + Win)と動画・音楽鑑賞AV用PCの合計3台を同時起動しているので、消費電力の面からも非常にロスが大きいことになります。 Macがスペック的にも操作的にも実用に問題ないということが確認できたので、PC環境をWindowsからMacへの一本化を行うこととなります。 流石MacPro 2013は古くてもプロユースだけあり、現行(だった)Catalinaも対応だし時期(現行の)BigSurにも対応しているわけでして、やはりMacの上位機は価格がクソ高いだけにそれ相応のメリットもあるんですね。 近代化改修としてメモリを32GB→64GBとCPUを6コア→12コア→8コアへと変更して晴れてメインPCとして運用することになりましたが、やはりWindowsに比べてやや遅い気がする。 MacPro 2013も8年前のハイエンドPCだって事を考えれば仕方ない気もしますが、MacをメインPCで使うのであればこそ、それ相応のスペックを求めざるを得なくなります。 またボクの悪い性質が出てきました。 無駄にスペックだけを追ってしまう癖が。 この問題の最終的解決がiMacPro 2017の導入でした。 本当はMacPro 2019を狙っていたのですが、新品では吊るしモデルですら買えないので中古を物色しようとしますが、絶対的流通量少なく中古でも価格が高過ぎ問題で断念。 次案としてiMac 2017~2020も考えたのですが、CPU・ストレージ・GPUを手持ちのWindowsマシンと同スペックに盛っていくとやはりそれなりの値段になってしまうのでやはり断念。 ノートPCのスペックなのになんでこんなに高いのか?、と思っていました。 それに比してiMacProはプロユースでスペックはガチですし、ディスコン直後でiMacよりも若干スペックがよくオークションなどではiMacより辛うじて安くiMacよりも割安だと思える物件(個人的感想)でした。 例の『シン・エヴァンゲリオン』で編集に使われているのがAdobe支援の元iMacPro上でPremiereで編集しているとか。 権威主義的な記事ですがまあ信者の発言は市そんなものです。 そして現在に至ります。 約20年ぶりにMac世界に戻ってきたのですが、思ったよりも普通にmacOSに馴染んでしまったので拍子抜けもいいところですね。 なんかショートカットとか普通に覚えているし。 MacだけでなくiPhone/iPadなどApple製品を使う上ではよく考えられており、社外品を使わなくとも自社製品だけで完結できるのは流石垂直統合ビジネスモデルの代表例だけのことはあります。 ただWindowsとの連携というかデータのやり取りなどを考えると若干のクセが出てきます。 Web経由やWin / Mac両対応のアプリのデータだとほぼ問題はないのですが、Win / Mac間でデータのやり取りを直で行おうとすると、OSの属性の違いを知らないとメールとかZIPファイルとかの扱いであれれ??、となることがあります。 Windows(CP/M?)系とmacOS(UNIX)系では文字コードだの改行コードだのその辺りが違うのが根本的な原因なのですが。 調べればアプリの設定変更でなんとかなる場合が多いですが、Windowsからの移行組にはこの辺りがMacが使いにくい原因の一つとなるのではないでしょうか。 一応最低限必要なソフトはMacにも移植されているし、古参のMacOS Xユーザじゃないので前々から使っていたソフトが新しいOS(64bit)に対応していないということもないので、特に不便さを感じることなく『Macとはそういうもの』といった感じで有り物で作業環境を作っているということになります。 環境構築の面で特に面倒だったのは愛用のRazer Tarutaus V2をBigSurで認識させる事でした。 BigSurは真のメジャーアップデートなので色々とOS内部に手が加えられていたり従来の機能が廃止(縮小)されているので、その影響がモロに出た形となりました。 またMacに習熟していないためWindwosでした方が早い作業があったり、使用するソフトウェアのMac化が完全にできていないため、どうしてもWindowsエミュレータが必要になってしまいます。 それにSAI2を左手デバイス込みで動かしたいという願望を実現するための手段でもありました。 逆にWindowsエミュレータを使うことでソフトを完全にMac化する必要がないため、Macへの移行に踏み切れたという側面もありますね。 まあしばらくはWindowsエミュレータは手放せないでしょう。 MacPro 2013時代(短い!)の試行錯誤のおかげでどうにかiMacProも安定して動かすことができています。 ちょっと前にはCPU換装(8コア→10コア)とメモリ増設(32GB→64GB)を行いました。 これでiMac 2020くらいの性能に並べたのではないでしょうか。 M1のiMac 27インチかMac miniのハイエンドがそれなりの値段になるまではこれで乗り切れそうです。 というかMac Studio()。 これがボクのここ2年位のPC環境の動きになります。 個々の事象については時間があれば詳細をまた書きたいと思います。 それではまた。
| ヲタク::PCとか | 04:16 PM | comments (x) | trackback (x) |
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