2009,11,04, Wednesday
ええと。 これまで身内中で散々「貴様のPHSは繋がり難い」と言われ続けてきたわけでして、PHS(willcom)であることがさも大罪を犯したかのごとく糾弾され続けてきたのであります。 なんですかこのキャリア差別は。 確かに栃木くんだりの宇都宮の植民地であるわが故郷であるにせよ、docomoの方々やsoftbankの人たちが余裕で電波の入る地域でも何故か我が京ポンははいらなかったりするわけでして。それにあまりPHSを見る癖がなかったりするので、着信から半日程度返事が遅れたりする事態が発生したりするのでさらに「コイツは繋がり難い」という印象を更に深めたりしているのかもしれません。 そういえば90年代中盤にツーカーセルラー東京のすんごいブ厚い携帯からなぜ90年代末期にwillcomにしたのかすらよく覚えていないのはこれはもしかすると若年性認知症的なものなのではないのかと恐怖に打ち震えたりしますが、まあ単なるトリ頭なんだろうなと楽観的に済ませようと思います。 結局willcomのPHSを10年近く使ってきたのですが、その間一切携帯メールなどと言う文化に染まることなく、メールはPC上で書くものだである、つまりEメール一筋で生きてきました。 この間に様々な知人・友人・親友なんかより「ケータイのメールアドレスは?」とか聞かれるのことが頻繁にあったのですが、その都度「いやあ・・・ケータイのメールは使ってないんで・・・ヘヘヘ・・・」とかいって心の中では”お前らみたいなケータイ文化とは一切係わり合いを持ちたくねえんだよ、オレはテメェらみたいなケータイに操られるような人生は真っ平ごめんなんだよぉぉぉ!!”とスクライドのカズマよろしくアウトローを気取ってっていたのですが、周りから見れば単なる情報弱者的に見られていたことは否めません。 つうか京ポンなくせにOperaすら起動させたことがないとか「バカですか? 死ぬの?」と煽られても仕方のないケータイライフ(笑)を送ってきたわけです。 また、今のwillcomのPHSに関しては何の割引プランにも入っていません。 だからこちらから電話をかけなければ月々の基本使用料2700円で済むのですが、時々知人(主にまさしん先生)などと時間単位で話し込んでしまうことがあったりすると、翌月の請求が余裕で1万円を越えてしまうとかいったことが発生してしまうので、というかそれがここ1年で結構頻発しつつあるのでここら辺に関しても抜本的な改革が必要なのではないかと思うわけです。 そこで周囲の忠告や提言や讒言や意見や指示にやっと応える形でそろそろ携帯(PHS)を買い換えようと言う機運が(オイラの中で)高まってまいりました。 とうとうケータイ情弱という汚名返上するときが来ましたよ!。 ・・・とはいっても今まで2進数みたいな価格(キャンペーンかなんかに便乗したり販売店の知人のご厚意でタダとか1円とか)でケータイを乗り換えてきたオイラとしては、ケータイに万単位で費用をかけること事態バカげていだろという偏見がまだ残っていたりするので、万単位の金額で乗り換えるのには心理的障壁があったりするわけです。 でも製品の値段から考えてそれ相応の価格であるのは当然であって、タダ同然で買えること事態がそもそもおかしいというのは解かっているのですがどうしても・・・。 そんな携帯をあまり必要だと思っていないオイラの心理的障壁を取り除くための魔法の言葉が「スマートフォン」。 つまり普通の携帯ではなく更に多機能な(=PCに近いものとして)スマートフォンという選択肢を選びたいと思います。そうしないといつになっても携帯買い換えないし!。 そうこれは所謂ケータイなんかよりももっとビジネスや趣味に特化したPDAやモバイルPC(っぽいモノ)なんだと思い込むことにより携帯に対する心理的障壁を下げていきます。 あと今回はPHS(willcom様とイーモバ)は選択肢に入れないことにします。 docomoにするのもなんか微妙なのでauかsoftbankから選ぼうかなと思います。 つうかよく解からん選り好み多すぎ。 他人の風聞がさも自分で体験した事の様に考えるという食わず嫌いの典型的な例ですか?。 これだからヲタは・・・(以下略)。 結局softbankのから選ぼうという流れになり、必然的にiphoneかsoftbank Xシリーズの一騎打ちとなります。 一騎打ちとはいってもちょっと前からipodでウチのwifiタダ乗りしながら断続的に行われてきたイクミたん氏の強力なオルグ活動によりほぼiphoneに決まりかけていたのは事実なのですがね。 最終的に宇都宮のヨドバシに実機を見に行った際にsoftbankの売り場にXシリーズがモクすら置いていなかったようだったので(たとえあったにせよ必死に探さなければならないような所に置いてあること事態勝負が決まっていたと言うべきでしょうか)最終的な判定がiphoneに下ったのであります。 よく解からなん縛りやらプランだかも必死にネットで調べたりしていましたが、実際に契約段階まで行かないと全貌が見えてこないだろう、ということでぶっちゃけ「色々考えるのがそろそろ面倒になってきたから買うわ」状態でした。 ヨドバシやら量販店でiphoheを一括で買えば一括購入金額分がポイント対象になる、とかいう情報があったので栃木のヲタの社交場・ヨドバシカメラで買おうかな、とも思わなくもなかったのですが、クルマの燃料が微妙に少なくなっていたり天候が悪かったりどうせiphone手に入れたらカバーやらオプションパーツの類をヨドバシに買いに行くのは確実なので「アイツ週何日ヨドバシに来てんだよ」状態になるのを避けるために(笑)、近所のsoftbankのお店へ引返しました。 結局契約上iphoneをキャンペーン通りの金額で買うためにカード口座が必要となり一度家に取りに戻る事態が発生しましたので「最寄の店にしといてよかった」と言うことになったのですが。 今世紀になってから久々のメジャー機種交換+キャリア移籍だったりするので、契約事項の確認ばっかりでうんざりさせられました。 カード口座でないとキャンペーンより1万くらい高い金額で買うことになってしまうとか、24ヶ月(2年)毎の契約で24ヶ月と25ヶ月の間くらいしか契約変更・解約ができず期間内での解約には1万も払わされるとか、相変わらずクソ面倒な詐欺まがいとしか思えない程素晴らしい料金システムのおかげで月々たいした金額を払わないで携帯と通話ができるんだなあと感心させられました。 これじゃじーちゃんばーちゃんなんかケータイ買わんわね。 ソフバンのお姉ちゃんの話を左から右へ流しているわけにも行かないのでしょうがなく全部聞いたりする孫正義がオレに対して行った拷問はほぼ1時間で終了し晴れてiphoneを手に入れることができました。 結局PHSから乗換えができるはずもなく(笑)、支払い口座をCSとかの支払い口座と一元化したかったのに無理矢理カード口座にさせられ(笑)、さらに一括払いで6万近く巻き上げられることとなりました。 まあ自分で選んだのですが。 そういえば、かつて90年代後半のT-ZONE宇都宮店店員時代に、そこの店長が大のapple信奉者でして、当時宇都宮くんだりではお目にかかれなかったというか宇都宮に置いても需要はないだろと思われていたnewton message padというiphoneの原型みたいなものを無理矢理店頭に置いていたりしました。 当時オイラはapple信奉者であってもそこまでgeekなapple原理主義者でもなかったしそもそもnewtonを買えるほどの経済的余裕はなく前述のPowerMac7500ですら中古なのに月賦で払わざるを得ないという貧乏ぶりだったのですよ。 だから「こんなキ○ガイなモノ誰が買うんだよ。宇都宮くんだりで」とか毒づいてましたが、まあその反面、その店長がよっぽどapple好きだったんだなと再認識させるようなエピソードだよなと思ったりしています。 そんな郷愁もあって、かつてのapple信奉者がiphoneに至って戻ってきた感想としては、newtonには触れないわけにはいかないのかな、なんて思ったりしています。 かつてはMacintosh IIfx / PowerMac 7100AV / PowerMac 7500 / PowerBook 2300c 等を駆っていたバリバリのapple原理主義者だったのですが、apple製品は何をするにも基本高いので極度に貧乏だった前世紀のオイラには維持が難しくなり(=マインドコントロールが解け)、安くてそれなりのWindowsマシンに宗派を乗り換えざるを得なくなったのです。 それ以来apple製品には触れることがなかったのですが、携帯情弱のオイラのような人間向けのガジェット、それがiphoneなのではないでしょうか?。 久々にapple製品を使った感想は「相変わらずなだなぁ」という感じです。 操作系なんかはマニュアル見なくても大体わかるようにできてる所とか、久々にappleの製品使ってんな、とかつての信仰心がフラッシュバックして感慨深く思いました。 ツボにハマれば簡単な操作(数クリック)のみで様々な機能にアクセスできて快感を覚えたりしますが、時々欲しい機能が何故か付いてなかったりするのとか、そんな辺りが相変わらずという所以だったりします。 日本人だったらipodに絶対音楽停止ボタン付けるはずだろ、とか思いますしね。 そこを「コイツら未来に生きているクールだぜ」と思うか「微妙に使いにくいんだよな~」と思うかでapple製品と合うか合わないのかの分水嶺なのではないでしょうか。 外部記憶装置を全く持たないとか、クローズドなハードウェアというかapple独特の囲み込み政策を垣間見たりしますね。 これが所謂appleスタイルってヤツなのでしょうが。 ユーザ(の特に懐)に優しくないサービス・サポート体制とかは古来からappleの伝統のようなものなので気にはなりませんでしたが、そうなるとどうしても自活していかなくてはならなくなってきますね。 野良appleユーザ程悲しいものはありませんが(かつての経験者)。 まあ不具合が起こらなければ別に問題はないのですがね。 まあともかくやっと近代的なスマートフォンに乗り換えて文化的な生活が送れるような土壌がやっとオイラにもでき始めたはずです。 まあどちらにせよダメ方向な未来が待っている気がしますが、ダメはダメでも素晴らしいダメ世界を目指して日々邁進していきたいと思ったりしています。 笑い。
| ヲタク::モノ | 09:04 PM | comments (x) | trackback (x) |
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