2008,02,17, Sunday
さて。 昨年末から劇的に絵描き(=PC)環境が変化したのですが、その過程で動かなくなったソフトとか機器をいかにしてフォローしていくか。 念頭にFonthin氏らとの飲み会があった際にちらと話していたVirtualPCを試してみようと。 XP 64bit環境にて動かなくなったIllustratorや600bpiで印刷できなくなったLP-8600FXやなんか印刷微妙そうなMJ-8000Cなんかを旧来の32bit環境の仮想マシン上で動かすことができれば、わざわざ別PCを起ち上げて作業をすることもなくなるわけです。 そのためにやること。 1)VirtualPC用HDDの追加。 現在のHDDでは容量不足、同時起動によるパフォーマンス低下の恐れのため。 2)ASUS EAH2600PRO→Millenium P650への換装。 かつての東洋の魔窟・九竜城砦の体をなしているケース内にHDD搭載スペースを確保するためには昨年末のグラフィック環境に戻す必要がある(PCIe1スロット内で収まるビデオカードが必須条件)。 と、いうわけで早速交換作業を。 魔窟の原因、i-ram2基をHDDと干渉させない位置に移動するとPCIex16スロットの隣に配置するしかいわけでして、これがPCIex16のビデオカードが1スロットで無ければならない理由なわけでして。 今回CG集でやった「らき☆キス」企画は1キャラ1ファイルで構成されており、24~28パターンの会話・キャラの表情などは全部レイヤセットで分割されているわけで、それらを合計すると実ファイル容量は23MB程度なのに対して仮想記憶は6.5GBにもなっているので、2基合計7GBでほぼ目一杯使っているわけです。 64bit化してメモリに余裕が出てきたら1基は外しても問題ないかなと思っていたのですが、このような仮想記憶状態ではi-ram1基だけでは流石に無理かと。 レイヤ統合などである程度は削れるものの、あまりレイヤ統合などで削っても今度はそのレイヤを変更するときにわざわざ前のファイルを変更して・・・、などの作業は非効率的だと思っていますし、一括での仕様変更になったら何十ものファイルを同一に編集するのはまたこれ非効率だろうと思いますので。 まあ基本コンセプトが「面倒だから1つのファイルに、できるだけ編集状態で残しておこう」というスタンスを維持していきたいということですね。 上記コンセプトなため、そのしわ寄せがPCケース内に来ているわけですが。 1ヶ月ぶりくらいにMillenium P650に戻したのですが、なんか違和感出まくりですね。 全体的に遅い。 EAH2600PROだってメモリがDDR2だったりしてあちこちで地雷品だとか言われている負け組みハードらしいですが、それよりも遅いのかP650は。 いや解かっていましたが、いざローグレードとはいえ最新チップのコンシューマビデオカードと数世代前のテクノロジの業務用ビデオカードの差を漠然とながら感じてしまいました。 そもそもMatroxにパフォーマンスを求める事自体が非常に罪なわけなのですが、やっぱりPhotoShopのタイル(=再描画)の速度も若干ではありますが低下した気がしますし、パスツールにて複数のアンカーポイントの移動を行う際の追従性がまさかビデオカードの性能に依存するなんて正直思いませんでした。 もはやMatroxには戻れない身体になってしまった。 RADEONなんて知らなければもっと幸せに(無駄金使わず)暮らせたかもしれないのに・・・。 ん?、なんか違う気がするが。 さて。 Millenium P650のドライバはHDBENCHを見る限り64bitのドライバは32bitの1/2程度の数値しかないようですね。 まあHDBENCHも64bitで動いているわけでもなさそうですし、そこら辺を加味して評価せねばならないのでしょうが。 そんな事実上デチューンとなった事に愕然となしまして、ここは多少発熱消費電力があってもRADEON HD2600PROを使わなければいけません。 と、言うわけで2スロットのHD2600PROを1スロットにするためにVGAクーラー(VC415RC)を購入。容量的にかなり問題がありそうですが。 HD2600PROの基盤に開いている穴は60mmなので、実は5mmくらいストッパーが足りないという事実が発覚しまして、応急処置の銅線締め上げ固定というお恥ずかしい限りな対策にて無理矢理1スロット化を実現。 一応VRAM用のヒートシンクも取り付け。 これでデチューンすることなくHDDをもう1基ケースに収めることができますよ。 何かが間違ってる。 何かが。 手段のために目的があるような勘違いっぷりが。 このHD2600PROはASUS独自の2スロットクーラーがついていて、これがチップ温度を20℃に保つ、みたいな事が書かれているのですが、新クーラーは全銅とはいえ明らかに小さく容量に問題がありそうなのですが。 夏まで持てばいいっ!!、と面倒な問題先延ばし姿勢出しまくりで取り付けます。 RivaTunerでGPU温度や負荷などをモニターしてみます。 常時60℃くらいですね。 負荷100%状態にするためタイムリープベンチを数回かけたらGPU温度が90℃超えましたね。 正直灼けるな、これは熱いよ。 ヒートシンクの容量低いよ。 ですがPhotoShop程度の作業ではどれだけグリグリ負荷かけてもせいぜい70℃程度のままなので、2D作業なんて現在のビデオカードではたいした負荷ではないのかな、と。 夏場まではとりあえずこの仕様で行ければと願っています。 (強制的に)ビデオカードの1スロット化を実施しましたので、やっと追加のHDDを取り付けられるスペースができました。 次はVirtualPCで専用ヴォリューム作成+OSインストール。 Windows2000でもいいかな、とも思ったけど、旧環境で使っていた32bitのXP(OEM版)を使おうと。どうせ死蔵させてるし。ハード構成もビデオカード以外は変更ないし。OEMと一緒に と、当然例のラインセンス問題勃発。 そりゃそうだ。 前回のライセンス更新から2ヶ月程度しか経ってないんだから。その際にオペレータのお姉ちゃんとお話したのでもう怖いものはないですね。 つうことで勇んでMSに電話。 今回は自動応答でラインセンスキーもらって終了。 オペレータ対応の方が時間かからなかったのでは?。 ライセンス問題も終了し、WindowsUpdateとIllustrator10とPhotoShopとEPSON各種プリンタドライバなどの最低限必要なものだけインストール。 ヴァーチャルマシン追加機能をインストールしてなかったため、VirtualPCのコンソールから抜け出せなくなったりしましたが(笑)。 これはいいですね。 動作速度は厳密に言えば若干微妙ですが、ちょっとした面付け作業とか印刷程度なら十分耐えうる程度ではありますし。 VirtualPC素晴らしい。 ついでにメインで使うPhotoShopの仮想2次記憶装置もこの追加HDDにしとこ。
| ヲタク::PCとか | 12:52 PM | comments (x) | trackback (x) |
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