2007,04,20, Friday
TV用PCはここ数年それほど変わらない環境で運用されています。
PentiumIII1GHzデュアルという一時期一部の人にだけ流行ったCPU構成と言えば組んだ時期が推測してもらえるのではないかと思います。 それ以来大した進化をすることがなく(必要性がなかったわけで)、せいぜいHDが逝った時にHDを交換するという程度でした。 当初3基くらいHDが付いていた気がしましたが、今はもはや1基しか付いていないわけで。それも3年くらいサーバ用に使っていたヤツで使い古しなだけにいつ逝ってしまわれてもおかしくないわけです。 オンボードで5.1chサウンドチップ実装マザーなんて当時はまずなかったので、なんか3000円弱で買った正体不明3流メーカー製4.1ch対応サウンドボードを載せておりました。 微妙な4.1chってところがミソですね。 とはいえ一時期は4chで使っていた事もありましたので、それはまあそれで価格相応な使い方もできたのかなと。 ここ最近は黒モノ関連に金が流れているので、そろそろもう少しまともなサウンドボードを載せてもよいのではないでしょうか。 同じ金額で買うにしたって4年くらい経てば当時よりも技術の進歩したものが買えるはずだ。 えらそうなことを書いていても結局は同じレベルの買い物かよ。 と、いうことで宇都宮のDOSパラへ。 Creative SoundBlaster 5.1(2100円)とaopenのcobra AW-850とかいうの(2400円)のすごい低レベルの製品購入に10分近く悩んだ結果、cobraを。 まあ所詮2.1chでしか使わない事が決定しているし、その他音響環境が安物なのでサウンドボードだけ高級にしてもそれは大いなる無駄というもの。 だいたいそんな高音質聞き分けられね。 なのでなんとなくリバーブとかをかけて遊んでみたり。 先週にyann氏がvistaを導入したらしく、その際なぜか譲られた(笑)canopus MTV2200FXを使ってみたり。 それまでMTV800HXはとりあえずキャプれる程度だったわけで、MTV2200FXにはゴーストリデューサとか3D Y/C分離とかが付いているし、ほぼ同時期のモデルだけあってキャプチャソフトが互換なので挿せばそのまま使えるようなので無駄なコストやPCシステム構成の大きな変更が出ないわけです。 労力対効果の面から言えば、デバイスマネージャーでハードウェア名が変わった程度の効果しかないかもしれません。 だいたいもうゴーストバリバリの地上波は見ていないのでゴーストリデューサとか関係なさそうだし、映像関係はS-Video化してしまったので折角の3D Y/C分離も意味なしだったわけで、期待ほど画質がよくなったわけでもなかったわけです。なんとなしにAC電源の無駄遣い感が否めません。 まあ仕入れ値(タダ)相応の効果だったわけですが。 なんとなしにTV視聴PCのスペックが微妙に上がった気がしなくもないですが、なんだかどれも見た目で変わったとかそういう感じの効果は得られなかったので、投資や労力は無駄だったのかと少々情けなくなってきました。 そこで、なんとかしてなけなしのAV環境がよくなる方策はないかとネットを這いずり回った結果、既存の音響環境で音質が上げられるらしいぞ?、という素晴らしいドライバ情報が。 ASIO4ALLですか。 WDMドライバはレイテンシ(遅延)が高い(=音質が悪い)とからしいですが、ASIOはそれが低い(=音質がいいらしい)ということらしいです。 ですがASIO対応のサウンドボードとかは値段が張るようで、もちろん2400円程度で買えるわけはありません。 ですがASIO4ALLという仮想ドライバ+特定の音楽再生ソフトがあればASIO非対応のサインドボードでも動かせるっぽいらしいです。 幸いボクのポータル音楽再生ソフトはwinampだったのですが、これにはASIOプラグインが存在するわけでして、早速該当各所を巡って入手しました。 WDMドライバで動いているサウンドボードならかなりものが動くっぽい事が書かれていたので、とりあえずは問題ないかと。 実際にASIO4ALLとwinampのプラグイン入れてみました。 そして再生。 うわ。 今まで聞いたことない音が出てるよ。 おんなじデータなのに。 っていうかこれまでrinoさんとか中原さんとかangelaさんがなんて言っているのかよく解らなかったので適当に空耳で歌っていた歌詞がわかるようになりました。 すげえよこれは。 おんなじデータなのに。 でもWDM辺りで動いていたっぽいwinampのヴォリュームやWAVEミキサとかが制御不能になりましたね。音量調整は大本のヴォリュームでしか行えなくなりました。 ドライバ上でリバーブとか入れるとやはりwinampが再生されなくなったりしますので、全部はずしてます。 リサンプリングするとなんかよさげなことが書いてあったのでリサンプリングのチェックを付けてみたところ、CPUパワー使いまくりで音声が遅くなってしまいましたね。 pen3だから仕方ないですか。 設定で処理落ちせずにリサンプリングできるギリギリの品質を設定しました。 あとハードウェアバッファ使うと音が遅れる+割れてしまいますね。 ネットなどをしながら動かすと若干音が途切れ途切れになりますね。まあカツカツのチューンみたいなものですから仕方ないですかね。 ちょっと不便なところがありますが、手っ取り早く音質向上させるのならかなり有効なのではないかと思います。 だいたいAV非国民みたいなボクが違うと思えるのだからそれなりなのではないかと。 なんかわざわざサウンドボード買ったりしたけど無償だったASIO4ALLの効果の方が実は大きかったという本末転倒な結果になってしまいましたね。 安物買いの銭失いとはこの事でしょうか。
| ヲタク::PCとか | 09:52 PM | comments (x) | trackback (x) |
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