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車検!
一番星wwww
 まきのです。

 年度末の忙しいところ、ボクのジムニーがとうとう初車検となりました。
 もう2回目の車検だと思っていたのですが、この前宿泊したのは1年点検でしたか。
 今年に入ってからなんか車検予約のハガキが来ていたのですが、面倒くさかったので今月までほったらかしにしてしまったので平日の入庫になったり、代車が普通車の手配ができなかったようでして軽トラになったりしてしまいました。
 前回の1年点検の時にはSOLIOとかいうセンスのいいクルマが台車だったのですが、キーレスエントリーとかジムニーと比較してあまりにもモダン過ぎて、「これどうやって動かすんですか?」とディーラーの人に使い方を聞く有様です。
 それに比べて今回の代車は普通の軽トラ、キャリィですよ!!。
 しかも恥ずかしいステッカーが貼ってあるし!。
 なんだよ一番星って(知ってるけど)!!!!。
 痛車かよ!!。
 そういや菅原文太がCMに出てたよねー。昔は大型トラック乗ってたのに、随分と小ぢんまりしてしまったものですね。


 まーそういうわけで、燃料満タンの現行モデルのキャリィが数日間自由に使えるので、折角だから真面目に走ってみましょうか。
 このキャリィはDA16T型という15年ぶりにフルモデルチェンジしたてらしいですね。
 何気に先代キャリィはJB23Wとほぼ同期だったようでして、もうJB23Wも15年選手なんだなと思うと違う意味で感慨深いものがありますね。
 ジムニーもそろそろフルモデルチェンジの時期なんですかね?。

R06A(の一部)R06A(の一部2)
 キャリィの今回のモデルチェンジの目玉はなんといってもR06Aエンジン+マニュアル設定ですよね。
 もはやこれはキャリィの問題だけでなくその後のスズキ車への影響の問題となりますよね。
 まあ詰まることろ、これまでのF6A/K6Aに継ぐ次世代エンジンと目されるR06Aですが、これまでの搭載車両にはマニュアル設定がありませんでした。
 それが昨年末のワゴンR(MH34S)にて待望のマニュアル設定ができました。その流れを受けてDA16Tにもマニュアル設定があります。
 世間的にはスズキの次世代の主流になるだろうと目されるR06Aエンジンとトンランスミッションのマニュアル化に関しては一部のエンスーの方々の非常に関心が高いようでして、世の流れがCVTになろうという世の中で、敢えてマニュアルトランスミッションに拘るボクのような人々は、次世代ジムニーやハスラーのホットバージョンやらはたまたカプチーノ復活?まで夢は膨らむ一方です。
 そんな夢のR06AエンジンにMTを積んだDA16Tを代車として遣わしてくれたスズキ自販栃木様には感謝の念が絶えません(笑)。

 とりあえずいつもの山方面へ走らせてみて。

懐かしの板バネフロントあたり
 ジムニーは乗り心地が軽トラレベルだといわれ続けボク自身そう思っていたのですが、JB23Wのり心地は別格だったと言っておきたいと思います。
 流石は元祖軽トラ。
 フロントこそはストラットですが、リアは伝統のリーフリジットだけあって、舗装路の大したことのない凹凸でも結構な突き上げがありますね。
 この車体全体が揺さぶられる感じ、コイルサス以前のジムニー(JA11V時代)を彷彿とさせます。かなり懐かしい感じです。
 フロントで上手いこと衝撃を吸収しても、リアがリーフ(板バネ)なんでその衝撃吸収を台無しにしてしまっている感が否めませんね。
 加えてホールド性の全くないシートがいい感じでコーナーを攻める事に対しての警告を鳴らしてくれます。これ以上速度を出してはいけないよ、と。
 まあ安全運転なんですけどね。

ザ・簡素先代アクティと比べかなり広い足元
 ファーストインプレッション的には、クラッチの切れる位置がよく解らん。
 個体差があるかも知れませんがこのキャリィに関しては、クラッチがかなり奥で切れるみたいです。それなんで今までのジムニー的なクラッチの切り方をするとワンテンポ遅れてクラッチが繋がる感じになります。
 もともとこの手のクルマは左足の置き場がないのでクラッチを半分踏んで運転しているようなもの、クルマ側もかなり踏み込まなければクラッチが切れないようになっている仕様になっています。
 普通車でこんなにクラッチが奥まってるとか?。なんかおかしくね?。
 普通車じゃないか、軽トラだったか。
 まあそれを鑑みても結構な踏み込み量な気がします。
 あと、ブレーキとクラッチの間にステアリングシャフトがあるので、いつもの感じでクラッチ踏もうとすると実はステアリングのシャフトを蹴っ飛ばそうとしていたりという事実があったりなかったり。
 クラッチスタートのためかカチカチうるさいスイッチとか。マイクロスイッチの音がするぞ(笑)。
 マニュアルのシフトはジムニーのそれとは違って、ストロークは重い感じです。俊敏なシフトフィールとは言いにくいですね。
 入り自体はいいのですが、なんとなしに重い感じがします。それでもジムニーのように変なシフトノブのブレとかはないので普通車っぽく扱うことができます。

 エンジンはR06AのNA(自然吸気エンジン)ですが普通に車重が軽い(700kg程度)ので、空荷の加速は過給機付きのジムニーに匹敵するくらいよいです。
 まあ車両重量がジムニーよりかなり軽いからなんですがね。
 似たようなギア比(超ハイギアード)なので違和感がない上に、この加速性能とか。
 もうマジビックリですよ!!!。
 一時ウチの親父殿がジムニー(JA11V)からエブリィ(DA64)に乗り換えた時期がありまして、それはそれで有効活用させて頂いたのですが、やはり車重とノンターボの影響で高速道路の走行に関してはかなり厳しかった思い出があります。
 エブリィよりも車重的にポテンシャルの高いキャリィですが、足回りがダメダメ過ぎてジムニー以上に「これ以上アクセル踏んだら路面の凹凸にひっかかってそれが切欠になって転倒するんじゃないか」とか思わせるくらいの不安感は拭えなかったので、コーナーでそこまでアクセルを踏み込めなかっただけです。
 慣れないクルマでそこまで攻めるわけにはいきませんし、そもそも代車なわけでして(笑)。

安定の軽トラシルエットリアビュー
 それでも80km/hまではストレスなく加速できますし、通常の走行に関してはそれほど問題があるわけでもない気がします。
 静粛性に関しては、そもそもそういう問題を提起する時点でジムニー以上に問題があるのではあるのではないかと思います。もともと作業用車両ですしね。
 今回はたまたまこういうことになりましたが、時期ジムニーにはおそらく必須と目されているR06Aの片鱗を垣間見ることができてちょっとばかり幸せだったりしています。

 世の中には軽トラの持って生まれた特性(軽量FR)を生かしてドリフト車両などに仕立て上げている人種がいるようですが、その人たちの心境が少し理解できた気がします。
 走るのに基本的なものしか付いていないので、カスタマイズするにはこれほど都合のよいものはない、ということでしょうね。

何気に液晶がオレンジバックライト付き
 最近のクルマには法律的にも需要的にもいろんなモノや機能が付加されまくってますが、軽トラに代表される業務用車両には、最近のクルマに、そしてドライバーに失われてしまっている”走る”という事を思い出させてくれるような気がします。
 本来クルマなんてこのくらいシンプルでいいんじゃないかなとも思いますね。
| ヲタク::クルマ | 04:21 PM | comments (x) | trackback (x) |
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