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PhotoShopCC
最新版PhotoShopがっ!!
 まきのです。
 そういや昨年12月にPhotoShopCCを導入しました。
 例のAdobeユーザー情報流出事件に端を発したユーザー離れを危惧してか、12/3まではPhotoShopCCとLightRoomが「PhotoShop写真家向けプログラム」として月額1000円で使えるとの情報を得て、迷わず導入しました。
 今は何故か誰でも月額1000円だったりしますがね(笑)。

 これはきっとAdobe様が写真家向けっつーことにして、われわれ場末の絵描きにも救いの手を差し伸べてくれたのだと思わざるを得ません。


歴代パッケージ
 なけなしの金をはたいて数年前にPhotoShopCS2を手に入れて以来、3バージョン分のアップデートだけを心の灯にCS3/CS4/CS5まで乗り継いできましたが、CS6を導入するにはもはやフルバージョンを導入する他なく、経済事情的にも今絵描きができているものに追加投資するよりはその他のもの(特に昨年・一昨年はサーバ関連)への投資を優先させた結果、PhotoShopCS6の導入は見送られ、そのうちにAdobe様はパッケージ販売をしていたCSシリーズからサブスクリプション販売のCCシリーズへ移行してしまい、ヨドバシなどの店頭でもAdobeのソフトは、小さい厚紙になって期限付きライセンスだけの販売となってしまいました。
 往年はPC販売店のソフト担当者を(在庫金額と占有スペースで)悩ませたといわれる威風堂々たるパッケージで売られていたAdobeのソフト。あの箱の大きさ(ほとんどはマニュアルの大きさ・厚さだったのですが)はある種の憧れ、90年代の絵描きにとってはPhotoShopは一種のステータスシンボルのようなもので、ほぼ絶対に読まないだろうマニュアルの重さでそのソフトの価値とプロ作家と同じ環境を手に入れたという達成感に浸れたものです。
 それがCSシリーズくらいから箱が小さくなっていき、あの重厚感の源だったマニュアルもPDF化されてしまい事実上の廃止、CS3からは更に箱が小さくなっていきそしてとうとうCCシリーズに至っては箱ですらなくただの厚紙になってしまったのですよ!。
 もう媒体すらマニュアルなんてありゃしねー。

 PhotoShopCCより導入されたサブスクリプション(サブスク)販売が一概に悪いかといえばそれまた然りなところがあって、PhotoShopなどは2年で新しいバージョンに切り替わります。
 アップデート版は凡そ24000円くらいなので、それをアップデート間隔で割ればだいたい月額1000円となり、適正価格っぽくなりますね。
 一般的な使い方でのソフトウェアの償却期間としてはかなり短いんでしょうが。
 昨年のPhotoShopの月額1000円セールは当初CS3以降のユーザに限定して行われていたようですが、ボクは残念ながらCS2正規ユーザだったので多分ネット上のニュースも流し見していたはずです。
 ですが昨年末には誰でも月額1000円でPhotoShop+LightRoomが使えるとの事で、CCの機能見たさに思わず応募してしましました。
 常に最新のソフトを使いたいのなら、間違いなくサブスク販売のほうが良いです。
 ボクはどちらかといえば「調査」「研究」とかいう言葉を装う単なる新し物好きなので、まさにうってつけなのかもしれません。
 まあ上手い話には何事も裏があるわけで、それを差し引いても得だと思うのならそれはよい選択だというわけですね。
 この「写真家向けプログラム」がボク等のような場末の自称絵描きを救済するために手を差し伸べてくれた慈善事業みたいなもんだとは当然思えないわけでして、当然契約上の問題なんかがあります。

 ご契約日より30日以内に解約または取り消した場合は、全額返金いたします。それ以降の解約または取り消しについては、残りの契約期間で発生する料金の50%を課金いたします。解約をご希望の場合は、カスタマーサポートにお電話でご連絡ください。
(Abobe様HPより抜粋)


 平たく言うと基本は12カ月契約だから、期間途中で解約する時は残り月の金額の半分しか返してくれないよ、というものです。
 解約なんかはカスタマ窓口で行うしかないようなのですが、Adobe様は電話窓口への集中を避けるためか、普通にサイトのカスタマ項目を進んで行っても見つけにくいのは、もはや解約するお客に対して何らかの意図があるのかと疑ってしまうくらいですね。

 いやいやカスタマ中の人はいい人ですよ! マジで!!。

 Adobe様のカスタマの対応時間はMSなどのように24時間営業ではないし、土日祝日はもちろんお休みなので、昼間は別の仕事をしている人などはこれはこれで電話をかけづらいわけです。
 これについてはMSの企業力がキ○ガイ過ぎるだけなので、仕方ないといえば仕方ないと思いますが。

 「写真家向けプログラム」の概略はもういいでしょう。
 それよりなにより、とうとうPhotoShopの最新版であるCCを使ってみますよ!。

これはよいクライド。
 まずはパレットの設定とかがクラウド化されているのは非常によいです。
 PCを新調したとか再インストールしたとかそういう時には必ずPhotoShopの設定は別途保存しておいて、それを新環境の同じフォルダに上書きするというのが常でしたので、それがクラウド上にあって環境移行したときにも勝手に引っ張って来てくれるというのは非常に魅力的です。

 ボク個人としてはPhotoShopCS2である種の熟成を迎えCS3において32bitPhotoShopとしては頂点を迎えたと考えております。
 最近CS5でおっさんが消せるブラシ(笑)なんてのがあった以外は、基本機能的にはそれほど変わっていないように思います。
 変更点の多くは6.0より導入されたカスタムシェイプ回りでして、毎バージョン毎にシェイプ方向はIllustratorとの連携を重視した(というかIllustratorの後追い?みたいな)ものになっていますね。
 レイヤーグループとカスタムシェイプが一番PSDファイルの互換性のネックになりますが、レイヤーグループはあまり深い階層を掘らなければいいだけなのに対し、カスタムシェイプはそれで作ってしまうとそれだけでいじれなくなってしまうという割と困ったちゃんになっていますね。

さすがに下位互換性を求めるのは・・・
 CCで作ったシェイプデータはCS5.1では分解(編集)できないとか。それでも開けるんだからとりあえず互換性は維持されているわけですけど。
 最新バージョンしか使わないのならそれはそれで問題がないのでしょうが、個々の都合で下位バージョンでも編集をするといった場合には多少の注意が必要です。

 バージョンが上がれば使いやすい機能がある一方で、使い慣れている機能を使いやすいように改変されていたりしているので、かえって使いにくくいとか違和感のあるツールもまた存在します。

 ボクがこれまで使っていたCS5.1との比較。

おなじみのレイヤのプロパティ カーソル移動がめんどいんですが・・・

 CS5.1ではレイヤ名の変更にはプロパティから行っていたのですが(左)、CCになってからはレイヤを選択してプロパティが廃止され(右)、プルダウンメニューによってその代替になっていますので最終的に同じ処理はできるのですが、若干違う動きをしなければならないので最初は戸惑いましたが、CS5.1でもCC同様と同じ操作ができるので、まあこの変な慣れで十分にカバーできます。

パート毎に色で管理なにがなんだかわからんw

 難儀したのはやっぱりシェイプ回りでして、CS5.1でのシェイプには色が表示されたのですが(左)、CCではシェイプのアイコン表示がされるだけで(右)、ダブルクリックしてみないとその色が表示されないのです。
 背景でのパース線などの下描きをシェイプの色分けで描いているので(下描き段階でいちいち名前を付けてくのは面倒です)、その色がレイヤ一覧に出てこないとどこからどこまでが背景のどの部分なのかが解らなくなってしまいます。
 仕方がないので背景を作る際にはCS5.1を使っています。

属性パレット超ウザい
 あとシェイプ絡みでの問題といえば。
 シェイプの属性設定のパレットがシェイプを作成する毎に出てくるのが非常にウザいですね。
 オプションパレットで設定をいぢるだけで十分なのに、いちいち専用のパレットが非表示状態にしていてもアクティブになるのがとても邪魔くさいんですよ。

これは慣れの問題ですかね。
 切り抜きツールも切り抜き範囲を今までのように切り抜き範囲が動くのではなく、カンバス自体が動くようになったので、最初はかなり違和感を覚えましたね。

 あとはCS3から始まったExtendedの機能ですか。
 要は3Dとの連携や色塗りなどができる機能でして、2次元絵描きには直接的には必要のない機能でして、どちらかというとゲーム屋さん方向の機能なのかなーと思います。

微妙な色やねん
 ひとまずComicStudioの3DデータをBlenderで変換してPhotoShopに読み込ませてみました。
 まー使い方がよくわからないので適当に光源とか設定しただけなんですけど、これはこれで面白そうな感じですね。
 普通に背景作るのより楽そうなら3Dで背景作るのもありなのかなーとか思ったりしますが。

 ・・・っと、これまでの話を総合すると、最新版が絶対使いやすいかといえば必ずしもそうではないというのが世の常でして、だからこそ、特に場末の同人絵描きなどはPhotoshopの旧バージョンに固執したりするわけです。
 その理由は単に新バージョンを買うお金がない、という理由だけではなく、新バージョンによって改変されたソフトの機能や最終的に同じ処理をするけどその過程の細かい動作などが違ったりするなどの些細な理由によって、敢えてそのバージョンを使い続けるという人もまた多いのです。
 いつまでも自分の使いやすい環境を残しておきたいのであれば、そのPC環境をネットから切り離して使う他ないと思います。
 それが嫌なら今の環境に慣れるしかない。
 「弘法筆を選ばず」なんていう諺があるくらいなので、そうした方がいろいろとよいのかもしれませんね。
 絵描きなら作業PC環境をネットから切り離しスタンドアロン化しても作業自体はできると思われますが、他の業界の人達はなかなかそうもいかないだろうことを考えると、PC業界に占めるOSを含むソフトウェア支配はかなり強固なものなのだと改めて考えさせられますね。

 OSなんてのはクラシックMacOS時代のような緩やかな変化でいいような気もしますが・・・。


PhotoShop+Bridgeみたいな感じ?
 あ、そうそう。
 PhotoShopのおまけ(失礼)についてきたLightRoomですが、これもよいソフトですね。
 というかRAWデータすげえなー。

 ではまた!。

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| ヲタク::絵描き | 06:32 PM | comments (x) | trackback (x) |
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