2010,01,24, Sunday
前回は宇都宮とその周辺くんだりでPCパーツを物色して、更に赤札特価誰も買わない不良在庫だったZALMANの水冷ユニット・RESERATOR2を勢いだけで購入してしまい気が付いたら部屋が大変な事になり呆然としない事もなかったのですが、とりあえず新しいパーツがいっぱいでウキウキワクワクでマザボの箱上の仮ベンチで大まかな環境を構築しました。
仮ベンチでは一応PhotoShopが動く状態にまで持っていけたので、いよいよPCの箱(ケース)探しを本格化させます。 ですがケースだけは実物見てからにしようと思っていてたのではるばる小山にあるPC DEPOTまで出向いて購入。 フルタワーにすることだけは決めていたのですが、そもそもフルタワーは今のPCトレンドじゃないのでただでさえラインナップも少ないし、地方のPCショップでは更にその選択肢は狭まってきます。 それでも小山のPC DEPOTは宇都宮のPC工房とかヨドバシなんかに比べて品揃え的に健闘していました。これは評価してよいと思います。 ANTECのTwelveHundredかCoolerMasterのSNIPERあたりで少し悩んだのですが、あのメッシュによる防塵+通気性+クリアパーツで実装パーツ自慢+青色LEDのファッション性という今時のPCケースの流行みたいなのがあまり好きでないのですが、ファンコンとかANS9010とかを積む予定でしてフロントの5インチパネルが多いほうがいいのでデザインは好きくないけど実用性を取るか、伝統的なアルミパーツによる冷却効果+密閉による騒音の封じ込め型の古典的PCケースがいいか。 PC DEPOTで20分くらい現物を見ながら逡巡した挙句、後者に属するCoolerMasterのCOSMOS 1000にしました。 念願だったフルタワー。 でか!。 でかすぎ!。 それなりの値段だけあって至れり尽くせりの仕様だったりします。 標準でケースの側面に吸音材がついてるとか、なんか高級くさくね?。 ケース底面に通気口があり、そこにもフィルタがしてあるのはすごくね?。 お前今までどんだけへぼケース使ってたんだよ、と我ながらこの豪華さに驚ろいてしまいました。 今までのケースはクソだ。 クソでした。 HDDケースが独立しているのはアルミのシャシで熱を吸収するという意味合いなのでしょうが、空気の流れ=ファンがないというのは不安なのではないかと思います。 HDD用ファンが必要になるかも知れないです。 というか12cmFANなんてこれまでの自作人生において扱ったことないのですが。 アクセサリーボックスとかアルミ製でこんな無駄に作っていいのでしょうかね?。 インシュロック(ケーブルタイ)とかこんなに使わねぇ~って程入ってますし。 フルタワーのケースにATXのマザボを入れてみても、なんか迫力がないですね。 やっぱりXeonを物理的に2実装したりキ○ガイみたいな数のECC専用メモリスロットにメモリを載せられるマザーとケースが買えるくらいの価格のE-ATXのマザボなんかが似合うのかもしれませんね。 迫力的に見て「なんかしょぼwwwww」という感覚は否めません。 まあでもこうして形にできる部材が集まり実際ケースに収めてみると、なんていうか「すげえ散財だよな~」と改めて思ったりするわけで。 せめてもの救いはケースがフルタワーと無駄にデカイのを望んだので、ケースを倒したり立てたりする度にアホみたいな重さに散財したからこんな重いPCが今ここにあるんだ、と思えることですかねw。 そして12月の最終週(土曜日)。 いろんなパーツが手に入りました。 大体は栃木くんだりで入手できないものばかりです。 昔TOWTOP時代のパソコン工房に売っていったZALMANのZM-MFC2もいつの間にかなくなってしまい後継のZM-MFC3も置かれなくなってしまいました。 またZALMANのRESERATOR 2 DCにはLGA775のCPUウォーターブロックしか付いていないのでLGA1366用のCPUウォーターブロックを入手しなければならなくなりました。 あと使うかどうかはともかくマザボのNorthBridge用のウォーターブロックも入手。 グラボのGPUは水冷にするとして、その他VRAMなどのチップはどうするのか?。 ZALMANで出しているVRAM用ウォーターブロックはGeForce GT8800時代のやつらしいので、VRAM等のチップ数が増えている今のGeForce xxxシリーズでは(ほぼ完全に)使えないだろうと判断してヒートシンクを貼り付けることで対応します。 なのでscytheのいっぱい入ってるお徳用ヒートシンクセットも買いました。 ついでにZALMANのメモリ用クーラーも入手しました。今の季節使うのかどうか解らないけど。 っていうかなんでオレはそんなに韓国ZALMANが大好きなのかと。 ZALMAN万歳!。 ZALMAN大マンセー!!。 今まで手をつけていなかった(というかK'sで何年も誰も手につけなかったから展示処分29800円になっていた)RESERATOR 2をとうとう開封します。 神々しい光とともに無駄な発泡スチロールに包まれた水冷キットが姿を現しました。 この発泡スチロールの処分、めんどいよなあ・・・。それに微妙に劣化していてポロポロ発泡スチロールが剥がれ落ちるし。 つうかCOSMOS 1000とかの箱もすげえでっかいし。これは処分に困る事間違いなし。 とりあえず開封した箱の処分に関しては年内は考えないことにして水冷キットを組みます。 「まず蒸留水を1リットル用意します」か。 蒸留水=沸騰させたお湯なのか?。 思わず薬缶で水道水を沸騰させましたが、ネットなどで調べると水道水をいくら沸騰しても完全な純水にはならないようなので、近くのカワチ薬局でコンタクト用の精製水を1.5リットル分買ってきました。 クーラント250mlに対し精製水1リットルを入れると書いてあるのですが、タンクの容量がそんなにないので無理です入りません。 ひとまず空気抜きおよび漏水チェックは問題ないようなのですが、梱包時にチューブが折れ曲がって入っていたので、普通に使うと折れてる部分でクーラントの流れがせき止められて流水エラーになってしまいます。 仕方なくケースに押し付けたりしてチューブを広げてクーラントがどうにか流れるようにして誤魔化しました。 これが最終兵器・RESERATOR 2の勇士だっ!。 次いでCPUウォーターブロックを取り付けます。 LGA1366用はRESERATOR XTにデザインを合わせてあるらしく青っぽくなく灰色をしています。 まあケース側板がアクリルになってるいかにも内部を見せ付けるようなケースではないので別にいいですが。 GPUのウォーターブロックは取り付けは特に面倒でした。 というかもともと付いているGPUヒートシンク+FANを固定しているビスが多くて面倒。 更にヒートシンクとの接地をよくするためにVRAMなどのチップにグリスが塗ってあって普通にヒートシンクを付けようとしてもグリスですぐに剥がれてしまいます。 IPAがあればいいのですが、とりあえずニスの薄め液(溶剤っぽいの)でグリスが付いているVRAMを拭いてどうにかしてヒートシンクを取り付けます。 よく考えてみればぶっつけ本番でいきなり漏水とかしてCPUとかマザーがおじゃんになったらこの散財が本当になんの見返りもない散財になってしまう恐れがあります。 だからケース外で一度漏水チェックを行う必要があります。 でもチューブの長さを決定するには一応組んでみないといけないわけで。 2度手間覚悟で一度組んでチューブの長さを決定して、更にそれを外して漏水チェックをします。 20~30分流して漏水がないので、問題ないと判断して本組みに入ります。 チェック時は横置きにしていたのでクーラントが流れていたのですが、ケースを本来の縦置きにしたら重力が働いてかクーラントの流れが滞ってしまいました。 電源入れてるのにゲボゲボ言って水が流れないんじゃCPUおよびGPUの命が危ない!。 再び横置きにして空気抜きを徹底して行った結果、縦置きにしても問題なくなりました。 この状態で12月最終土曜日は作業終了。 この日はイクミたん氏とコミケ用POP打ち出しなどを行いました。 POP印刷の合間にイクミたん氏に新PCのお披露目なんかをしたりしつつ、「夜遅くつきました」。 正直水冷がどれほどのものなのかおおよその見当すら付かないので、ZALMANの水冷仕様で来年(10年)の夏を乗り越えられるのかどうかは果てしなく不透明であります。 今回はネタ的要素の大きいZALMANの水冷ユニットを中心に勝手に進めました謎の新PC建造ドキュメント(笑)第二回目。 ハッキリ言って「コイツバカちゃうんか」みたいなモノの買い方をしている気がしないでもないのですが、それについて考えてしまうと今回の新PC建造自体が単なる散財以外の何者でもないという事実が露呈されてしまうので、思いっきり事実隠蔽モードで次回の最終回に進めたいと思います。 発狂覚悟のファンコン搭載+ソフト関連のネタですよ!。
| ヲタク::PCとか | 05:43 PM | comments (x) | trackback (x) |
|